オオニシ ミツル
ONISHI, Mitsuru 大西 満 健康科学部 リハビリテーション学科 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/03 |
形態種別 | 大学研究所等紀要(論文) |
査読 | 査読あり |
標題 | 就学前自閉症スペクトラム児の不器用さに関する考察 |
執筆形態 | 共同 |
掲載誌名 | 藍野学院紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | (学)藍野大学 |
巻・号・頁 | 27,53-57頁 |
著者・共著者 | 笹井 久嗣,樽谷 友理,大西 満 |
概要 | 当センターの外来作業療法に通う自閉症スペクトラム(以下ASD)もしくは疑いと診断されている未就学児童8名を対象にMovement Assessment Battery for Children(以下MABC)を実施した。その結果,62.5%の児童は協調運動に関して,発達性協調運動障害(以下DCD)が強く疑われる結果となり,残り37.5%の児童は検査上協調運動には問題がなかった。今回の結果では,DCDが強く疑われるか協調運動に問題がないという二極化する傾向であった。下位項目では「自転車」「お手玉」「ボール」「つま先」「片足立ち」の平均得点が高い結果となり,特に「自転車」は協調運動に問題のない対象児にとっても困難な課題であった。「お手玉」「つま先」「片足立ち」の項目ではDCDが強く疑われる対象児全員が協調運動に問題を抱えている得点域であり,他の下位項目に比べて高い値となった。眼球運動や目と手の協応,バランス反応の問題などがASD児の不器用さを示す要因の一つになる可能性があると考えられた。(著者抄録) |
ISSN | 0918-6263 |